わかば塾の関係者は、新潟の山の集落と付き合ったり、埼玉県南部の緑地帯:見沼田んぼで活動したり、映画会、講演会、祭りを開催したりしています。

沖縄の平和運動と連携した「満月まつりin見沼」の実行委員会にも加わっています。

写真は、2016年12月の第13回のひとコマ。

演奏しているのは、ザ・パイのパイです。

2017年は、第14回を12月10日(日)に開催します。


通信「わかば」を毎月発行しています。

 

わかば NO.580  2017.9.22

 

 夏休みにNHKラジオで「子ども電話相談」というのがあります。いつも聞いていたわけではないのですが、みのさんのリハビリで病院まで行くときにはたいてい聞きながら行きました。今まで疑問に思わなかったこと、知らなかったことなどもけっこうあっておもしろかったですよ。

 

あるとき、「緊張するとうまくいかないのはどうしてか、また、その緊張をほぐすにはどうしたらいいのか」という質問がありました。その質問に対しての担当者の説明の中に、「オヤジがいつも言ってることじゃないか、いつもしてることじゃないか」というのがあったので少し書いてみますね。

 

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アメリカのシカゴ大の実験で、緊張するとうまくいかないという結果は出ているそうです。

 

緊張を与えないグループが仮に50点だったとすると、緊張を与えられたグループでは44点。また、緊張をほぐされたグループでは50点以上という結果だったそうです。

 

緊張をほぐす方法としては、うまくいかないかもしれないという不安を自分の中に閉じ込めないこと、誰かに話して聞いてもらうとか。 書き出すのはもっといいそうです。

 

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カウンセリングにも通じることですね。かつて、「良いカウンセラーを見つける会」とかいう名前で活動している人たちと出会ったことがありました。今は「えせカウンセラー」だらけで、良いカウンセリングをする人にめったに出会えないことを嘆いていました。なんとかカウンセラーと名のって、「相談に乗って助言する」という人がやたらいるようです。例えば会社や学校に関わる場合など、会社や学校に適応させようとするカウンセラーが多いようです。

 

本当に大事なことは「自ら気づいていくこと」。そのためにあるのがカウンセリングで、手法としてはただ「場を共有するだけ」、「ただ話を聞くだけ」。聞いてもらえるだけというのが、一番いい結果につながるようです。

 

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プレッシャーを与えられていると、心身ともにうまく働かなくなるのは、テストの時とか、発表会や試合の時だけではありません。日常生活でも同じです。プレッシャーを与えられることが続くと、身体的にはチック症状が出たりすることがあります。気持ちも、怒りっぽくなったり、すぐ切れたりしてしまう。逆に、グデーとなってしまったり、何事にも意欲がわかなくなったりすることもあります。最近多いと言われる「うつ状態になる人」の場合も、プレッシャーが原因ということもありますね。いずれにしろ頭は働かなくなります。「何だっていいじゃん」、「失敗したっていいじゃん」と気楽に考え、感じられると、かえっていい結果が出るものです。

 

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「勉強しなければならない」「宿題をやっていかなければならない」「学校に行かなければならない」「いい成績をとらなければならない」「合格しなければならない」「部活を休んではいけない」「レギュラーにならなければいけない」・・「ねばならない」を強く押し付けられている子どもたちや、マインドコントロールされてそう思い込んでいる子どもたちは、何をやってもうまくいきません。

 

学校では毎日いっぱい勉強をさせられています。宿題や課題もたくさん出されます。進学塾に通う子も多く、そこでは大量の宿題が出されることが多いようです。でも、「ねばならない」に凝り固まっている家庭の子、自分自身でそう思い込んでいる子は、たくさんの時間と労力をつぎ込まされているのに、たいした効果はあがっていません。

 

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時々、「成績が上がったら何々を買ってもらえる」とか言う子がいます。こういうことを言う子は、たいていは勉強が嫌いです。そのこと自体がプレッシャーになって、やっても、やっても効果がでない。うまくいく場合もあるでしょうが、買ってもらえないか、買ってもらえても次でいい成績をとることを約束させられたり、あるいは恩着せがましいことを言われたり。自分が欲しいと思うものを手に入れるのを「勉強や成績」がじゃましているんです。そんなのを好きになれるはずがありません。

 

買ってあげないとか買えないなら、条件をつけずにちゃんとそのことをわからせるべきです。

 

今、わかばを書いているPCの目の前で高3が面接の練習をしています。彼女が練習用の紙に「勉強をしなければならないという思いを持っていた時は勉強がきらいだった。真剣に取り組んで少しわかるようになったら、おもしろくなって、成績がどんどんのびた。」というようなことを書いていました。何々を買ってもらえるための勉強でなく、少しでもいいから「おもしろく、わかる」勉強ができるように工夫するのがいいのではないでしょうか。

 

 

わかば NO.583  2017.12.22

 

 以前、学校の夏休みの宿題の自由研究で「火起こしをやりたいから手伝って」という子がいました。5年生か6年生のときです。棒をくるくる回して摩擦熱で火を起こすようなことをイメージしていたようです。「へええ、おもしろいねえ。いいよう。」

 

 ところが、彼は火をいじったことがないというのです。マッチもつけられない、ライターも扱えない。まずは火というものがどういうものなのか体験してみる必要があると思い、かまどで煮炊きしている福祉農園に連れて行きました。ライターを渡して、「さあ、ここでお昼を作るんだよ。火をつけてね」と任せました。おもしろかったねえ。どうしていいか全くわからない。少しずつヒントを与えてやらせ始めましたが、まきを燃やすとわかっても、まきをただかまどに入れて、ライターの火を上からかざしてつけようとする。当然「アッチッチ」。焚きつけに紙を使うと教えても、なかなか紙に火がつけられない。やっと紙を燃やせるようになっても、燃え始めた紙をたきぎの上からかざすだけだから火がつくわけがない。・・・福祉農園に来ていたボランティアスタッフの学生さんたちはお喜びで、ケタケタ笑い転げていました。

 

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 十数年前にある小学校で特別授業の講師を受け持ったことがあります。最初に、その地域の特性について一緒に考え、この地域を色で表してみようと細長い紙に色を塗ってもらいました。その学校は斜面の林を活かした新しい校舎で、前には街路樹がそろった広い道があります。近くには林や池のある広い公園があります。子どもたちの塗った色には緑・薄緑や明るい黄色・オレンジなどが多かったです。

 

次にやったことは、生き物や木の実などを持ち込んでいじらせたり食べさせたり。そして30年前のその地域の地形図を渡して、ここには小川があって、小川にはきれいな水が流れていて、魚がたくさんいたこととか、ここらへんはずっと林が続いていて、カブト虫やクワガタ虫がいっぱいとれたこととか、秘密基地を作ったり、なわでブランコを作ったりして遊べたこととか、秋にはいろいろな実をとって食べたこととか、畑の作物を盗んで焼いて食べたりしたこととかを子どもたちにイメージしてもらいながら話しました。

 

 そして、最後に、また細長い紙にこの地域の色を塗ってもらいました。マインドコントロールしてしまったのかも知れませんが、本来の里山の自然を壊してできている今の町。そこに気づいた子どもたちの塗った色は、緑系統や明るい色がぐっと減り、灰色や黒までまじりました。予想以上の変化に私自身びっくりしました。

 

 一連の話の中で、「野ぐそ」ができることの大切さも語りました。その後、授業の感想文のまとめが送られてきたのですが、その中に、「ぼくは野ぐそをしたことがありません。家の人に話したら、家の人も野ぐそができることが大切だと言って、家族で野原に出かけて野ぐそをしてみました・・・」というのがありました。すごい!すごい!素敵な家族!嬉しかったです

 

ねえ。みなさんもやってみましょうよ。

 

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 今、同じ授業をやっても以前のように子どもたちに感じさせられるかというと?????ですね。この十数年、子どもたちの遊びはすっかり変わってきている。スマホの普及、ゲーム機の改良(改悪)の影響は大きいです。何かを捕まえたり、何かを作ったり・・ということよりも画面に見入る時間が増えた子が圧倒的。多くの親もそうですね。どうしたらいいんだろう?

 

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 火がつけられる。ナイフやカッターで物を削れる。リンゴの皮がむける。ひもを結べる。ふとんの上でなくても眠れる。さらには、野ぐそができる、・・・

 

年齢には関係ありません。小学生や幼児でもできる子はできる。できない子は中学生になってもダメ。こうした力をつけさせることこそ親のつとめでしょうね。

 

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 1210日の満月まつりは「とてもいい集い」でした。参加して一緒に楽しんだり考えたりしてくださってありがとうございます。また、賛同金やカンパもたくさん集まり、辺野古で「いのちを奪う新基地建設」に反対して座り込んでいる人たちに寄付できます。

 

 本土のマスコミは沖縄で行なわれていることを政権に忖度しているのかなかなか伝えませんが、オスプレイ・ヘリの墜落、ヘリ部品や窓枠の落下などは一部伝えられましたね。米軍のいいなりになっている現政権。植民地のようになっている沖縄、本土に見捨てられたままの沖縄、SNSや雑誌など、いろいろな手段で知る努力を続けましょう。       以上